三日月の夜に 愛に恋

月語りと好き語りでお月愛

たったいま、月が



明方3時48分満月を迎えます





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まだまだ続くと思ってるから

争ってみたり諍いをしたりと

まだまだ続くと信じてるから

腹を立てて喚いてみたりする








お気に入りの書店でみつけたよ

小中学生にと向けた青い鳥文庫

大好きな谷川俊太郎さんの詩集





全ての漢字にルビがふられています
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お気に入りの書店のことはこちらに





たったいま死ぬかもしれない
こころの底からそう思えれば
あらそいもいさかいもしたくなくなる
だれもがたったいま死ぬかもしれない
ー略ー
たったいまー谷川俊太郎






たったいま消えてなくなってしまう

そう思ったら一秒も無駄にできない 

たったいま死ぬかもしれないなんて

考えたくないけど考えてみたりした







たったいま死ぬかもしれないなら

たったいま楽しい事だけ考えたい

たったいま美味しい物を食べたい

たったいま大好きな人と一緒にね






たったいま誰もが死ぬかもしれないなら

たったいまみんなしてアホほど笑いたい





いつもそう考えるのは難しくても

怒りが込み上げたら思い出そうか





45億年ものあいだ当たり前に

満ちたり欠けたりしてる月に

感謝の気持ちを持てるように

すこし怖い事を想像してみた






たったいま死ぬかもしれない

たったいま此の大きな空から






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月が消えてしまうかもしれない

3月のある晴れた朝に

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まだ3月だと言うのに、カンガルー日和を思い出すような晴れの日が続いています。春ですね。




もう使うことはないと思っていた、唯一の資格を使い少しだけ働き始めました。久しぶりの電車通勤。数年前まで10年間働いていた職場には徒歩で行ける距離だったから、こんなに朝早く電車に乗るのは実に数十年ぶりのこと。
 



ぎゅうぎゅうではないけど、かなり混み合った電車に揺られながら、私は幸せを感じています。車内の乗客を見て、私より更に一時間も早く出勤する夫のことを考えたりもします。




早朝に家を出て、約一時間かけて職場に向かう事ができるって、元気ってこと。健康ってこと。期間限定ではあるけれど、ちゃんと仕事をしたい。少しでもいいから誰かの役に立ちたい。そんなことを思う3月のある晴れた朝なのです。





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2・12ー週刊朝日の表紙よりー




主義者の方々は、この表紙のイラストが誰のものかすぐにわかりますよね。




私が一番最初に読んだ村上氏の本のイラストも安西氏でした。安西水丸氏は村上春樹氏との名コンビで知られるイラストレーターですよね。




村上春樹語辞典によると、二人は村上氏がジャズ喫茶を経営してた時代からの付き合いだそうです。村上氏の小説にたびたび登場する「渡辺昇」あるいは「ワタナベノボル」は、安西水丸氏の本名が元となっていることは、この辞典を読むまで知りませんでした。




本当に仲良しだったのですね。あの文章にあのイラスト。どうりでしっくりくるわけですよね。




私が起きる時刻です、と思ったら午後でした。
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イラストレータ安西水丸展」は、4月24~8月31日、世田谷文学館で開催予定とのこと。







眠りが下手くそな私が、良い睡眠を取るためにと取り組んでいることがあります。その中の一つが「歩くこと」です。目的もなく、ただ歩くことが大の苦手(嫌い)な私ですが、買い物など何かしら目的があれば歩けるのです。




今年に入ってから、いつも電車に乗るところを電車を使わず二駅ほどウィンドウショッピングをして歩くことをしています。てくてくと歩いていて見つけたのが、表参道にあるこちらの老舗書店。





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いつも横断歩道の向こう側から見るだけだったので、目が悪い私には何のお店なのかわかりませんでした。3月のある日、ここが老舗書店だと知ったのです。




先日、こちらの企画展を覗きました。




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安西氏の描いたスノードーム作品と、氏の元で学んだ10名の方の作品展示でした。スノードームなのに、なんだか春っぽいなって思いました。なんでだろう。爽やかだからかな。




美術館や展覧会では必ずポストカードを買うことにしています。勿論ここでも買いました。そして、この書店に寄ると、いつも数冊の本を買ってしまいます。
 




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不思議なのですが、ここには私が読みたくなる本ばかり並んでいるのです。この本面白かったなぁーと思う本を見つけると、その隣に読みたくなる本が並んでいるのです。凄いなーって、いつも感心してしまいます。そして、いつも何冊か本を買ってしまいます。




店内はとても狭いです。それなのに不思議と息苦しさはありません。とても明るいのです。2階から光が差し込んでいるからです。




2階へと続く階段をゆっくり上ります。中2階に本が並んでいます。クセになるような書店です。利用した事はありませんが、3階にはカフェスペースもあります。珈琲は深煎りをネルドリップで提供しているそうです。




今回は企画展でしたが、先日は演奏会が行われていました。素敵でした。開け放たれた窓から心地よいメロディが通りに流れていました。




この3月に、私のお気に入りに登録された書店です。お気に入りがまた一つ増えました。嬉しいです。ワクワクします。







久しぶりに仕事を始めた私が気をつけているのは、お気に入りの洋服を着て出勤することです。お気に入りの靴とお気に入りのバッグも合わせます。ストールもハンカチもお気に入りのものを選びます。




お気に入りのモノに包まれると気分がイイからです。時々、電車内で座れると、お気に入りの本を読んだり、お気に入りのブログを読みます。お気に入りの文章は、気持ちを落ち着かせてくれるからです。お気に入りは何度読んでも、いつ読んでもお気に入りなのです。




気分が良くなると、表情が明るくなります。初めて会う方ばかりの職場ですが、明るい方が多くて嬉しいです。私はそこそこ長く生きてきたもので、初対面でも半日ほど一緒にいると、何となくどんな方なのかわかってきます。




とても感じが良い方や、品がある方、可愛くて綺麗な方がいます。私のお気に入りの方々です。笑






風が変わりました。春ですね。もうすぐ4月です。ある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会えるかもしれません。






暑過ぎず、寒すぎず、月と桜が出会う春は、







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🌸🌙*゚私のお気に入りの季節です🌙*゚🌸

新月は新しい始まりー後編ー涙は微笑みに変わって

これ、私からのラブレターです。



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え!?校長先生にラブレター?



卒業式の日、私は子どもたちがお世話になった校長先生に手紙を渡した。ラブレターだとは言ったけれど、まさか愛の告白であるはずが無い。




最期にどうしても感謝の言葉を伝えたかった。挨拶するだけでは、感謝の気持ちを伝えきれないような気がして手紙を書いたのだ。校長先生は、私の言葉に一瞬驚きの表情を見せたものの、すぐに笑顔で私が差し出した手紙を受け取ってくださった。




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〇〇校長先生へ


ご定年おめでとうございます。


子ども達二人が大変お世話になりました。御指導ありがとうございました。

お陰様で、毎日安心して子ども達を学校へ送り出すことが出来ました。

〇〇校長先生が全校生徒の子ども達の名前だけではなく、親の名前まで覚えて下さっていることには、とても驚きました。私はそれがとても嬉しかったのです。そして、最後にどうしても御礼を言いたかったのです。

〇〇校長先生は、私の名前をちゃんと覚えてくれた初めての校長先生でした。今まで私の名前を知っている校長先生なんて、おそらく一人もいなかったと思います。



ー略ー



本当にありがとうございました。




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校長先生の離任式は卒業式の数日後に行われた。もちろん卒業した息子たちも出席した。その日、長男は突然と校長室に呼ばれたのだそうだ。なぜ校長室に呼ばれたかわからないから、凄くドキドキしたらしい。



あ、これね。
これ、お母さんに渡してください。



そう言って校長から手渡された一通の手紙。校長室で書かれたであろう手紙は、校長先生の最期の職場となった、その小学校の名前入りの封筒に入っていた。



その手紙というのは、卒業式の日に私が校長に渡したラブレターの返事だった。




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月影さま


お母さんから、この様な手紙をもらったのは初めての事で大層驚きました。


38年間の教職生活を終えるに当たり、あのようなご理解をいただいておりましたこと只々感激でいっぱいです。


校長職は、ある面では激務ですが、子ども達のがんばりと父母の方々のご協力が得られれば教師冥利に尽きると思います。




手紙に並んでいたのは、リーダーとして活躍した長男を讃える言葉や未来への餞の言葉、そしてまだ一年生だった次男への期待の言葉の数々だった。




本当に子どもの事を見てくれていたのだ。そんな校長先生と出会えた子ども達は本当に幸せだった。そしてそんな校長先生が率いる学校に子どもを通わせることが出来た私は、とてつもなくラッキーだったのだ。そう思うと、改めて感謝の気持ちで胸がいっぱいになった。





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時は戻って卒業式の日。校長先生が卒業生へ送ってくれた餞の言葉は、中国の諺。




「艱難汝を玉にす」




人は困難や苦労を経験し、それを克服していくことによって人格が磨かれ、立派な人間に成長する。




このとき、校長先生は子ども達にもわかるように話しをしてくださっていたけれど、実はこの言葉は卒業生だけではなく、人間としてまだまだ未熟な親たちに向けての言葉だったのかもしれない。





長男の卒業式は現役最期の卒業式ということで、校長先生にとっても、とても感慨深いものとなったようだ。いつもよりも時間をかけて、色んな話をしてくださった。子どもたちは最期の最期まで、校長先生から優しくて、力強くて、温かい言葉をかけていただいた。





そして、最後に。





そう言ったあと、校長先生自らが選んだという卒業生三人の俳句を詠みはじめた。





何と最後の一句は、長男の作品だった。聞いた途端、息子の作品だとわかった私は、胸がいっぱいになり、それまでずっと耐えていた涙を堪えることが難しくなってきた。





でも、ちょうどそのとき。





卒業証書を手にした長男が、これ以上は無いという笑顔で微笑んでいるのが見えたのだ。





寒くて長い冬は終わり。
新しい春がやってくる。





私は痛くなるくらい手を叩いた。満面の笑みをした長男を見ていたら、私の涙も自然に笑顔へと変わっていった。良い卒業式だった。




この校長がトップにいた二年間は、学校が落ち着いていた。やっぱりトップに立つ人が素晴らしいと学校も良くなるのだろう。会社と同じだよね。この先生に会えて良かった。




私はバッグの中に手を入れ、忍ばせてきた手紙があることを確認した。そうだ、この手紙。






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私からのラブレターってことにしちゃおう

新月は新しい始まりー前編ーあの春のラブレター

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今夜は新月新月は新しい始まり。だからと言う訳ではないけど、私も気持ち新たにパートを始めた。



そして、始まりは何かの終わり。



次男の大学生活も終わりを迎え、来週は卒業式だ。私には、卒業式シーズンになると読み返したくなる一通の手紙がある。



その手紙というのは・・。



以下は過去に書いた記事を大きく加筆し修正したものです。

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長男が中三、次男が小四の5月。夫の転勤により、田舎から関東へと転居してきた月影一家。



転校後、次男の初登校日に同伴して小学校へ行くと、不在の校長に代わりに対応してくれたのは副校長だった。



緊張している次男に、やけに明るい副校長が話しかけてくる。次男がもじもじしていると、担任の先生が現れた。



女の先生だった。細やかな対応をしてもらえるかと期待したのも束の間、この担任が発した第一声によってその期待は粉々に砕かれてしまった。あー、今思い出してもモヤモヤするよ。



ニコリともしないその担任は、意地悪な役で人を睨みつけながら嫌味を言う江口のりこさん(ごめんなさい、江口さんは大好きです!)みたいに、私と息子の姿をチラリと一瞥した。



そして、私たちにもはっきりと聞こえるほどの大きなため息をついてこう言ったのだ。




はぁ…来ちゃったんですか…。




奇しくも次男の転入日は運動会まであと一週間ばかりという日。運動会の練習は既に仕上げの段階であり、今息子が転入してきたことで、いろんな調整が必要になり、物凄く面倒なのだという。特にダンスが。だからと言って、あからさまにため息をふきかけなくたっていいものを…。




あまりの言葉に唖然としながらも、私は担任に言った。




こんな時期に転校してきてしまい、本当に申し訳ありません。大変ご面倒をおかけします。
種目によっては、息子が参加出来ないものがあっても全然構いません。どうかよろしくお願い致します。




そばにいた副校長は、ただ笑ってるだけ。これじゃあ、この日転校してきた息子が悪いみたいじゃないか。唯一の救いは、次男が先生の話をろくすっぽ聞いてなかったこと。先日、その時のことを次男に聞いたけど、やっぱり覚えてないと言った。だけど、その担任のことは今でもハッキリ覚えてるらしい。




あー、そう、俺の家の話を観てたら、あの担任思い出したわ。ほんと、ひでぇ担任だったっけ。笑




そして、その時不在だった校長には、その後直接お会いすることは一度もなかった。私のほうも、その校長の顔どころか、名前すら覚えていない。




そうそう、運動会。頗る運動神経が良かった次男は、私の心配をよそに超短期間で嵐のダンスを完璧に覚え、誰一人に迷惑をかけることもなく運動会の全種目に参加しましたとさ。




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小、中、高、大学それぞれに校長はいたけれど、私を認識していた校長なんて果たしていただろうか。小学校の頃なんて一学年10クラスもあるような時代だ。校長が全校生徒を把握していたとは到底思えない。




だけど私は知っている。全校生徒を把握していた校長を一人だけ知っている。まぁ、一学年が3クラスという少人数だった事もあるかもしれないけれど、その校長が把握していたのは、驚くことに生徒だけではなかったのだ。




小学校の全校生徒のフルネームは勿論、兄弟姉妹の名前。そして度々と顔を出す親の顔。親の名前まで。このお母さんは、誰の母親なのかと言うことを、その校長は確と把握していた。




ちょうど、長男が六年生、次男が一年生だった年に、私はPTAの委員会の仕事で頻繁に小学校に顔を出していた。そんな時、校長に会うとよく声をかけられた。




◯◯くんのお母さん!
今日もお疲れ様です!




とても気さくな校長だった。私が挨拶を返すと、学校での長男と次男の様子を教えて下さった。校長なのに校長室にいるのはまれで、いつも校内のどこかを歩いていた。




そして、校長の周りにはいつも誰かしら生徒がくっついていた。支援学級が無い学校だったから、支援が必要な生徒のそばにはいつも校長先生がいた。




わたし、子どもの名前を覚えるのが得意なんです




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私自身、転校により3つの小学校に通ったけれど、校長の誰一人として私のことなんて知らなかったはず。




だから、その校長が私のことを知っているとわかったときは、何だかとても嬉しかった。だって、私のことを知っている初めての校長先生なんだもの。そんな校長先生なんて、後にも先にもいないんだもの。




校長は、長男の卒業と同じくして定年退職されるという。校長は言った。




息子さんたちと一緒に、私も卒業するんですよ




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卒業式が終わったら、もう校長先生にお会いする機会など無いだろう。そう思った私は、手紙を書くことにした。どうしても御礼の言葉を伝えたかった。





そのことをママ友に話したら驚き、呆れられた。
そんなことする人なんて聞いたことがないと笑われ、バカにされた。




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卒業式が終わり、校庭に生徒たちが集まっている。その生徒たちの輪の中にはやっぱり校長がいた。生徒たちが去っていった頃を見計らい、私は校長に近付き挨拶をした。





校長先生!
今まで本当にありがとうございました。





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これ、私からのラブレターです。

3月11日ー生きているということー



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生きるー谷川俊太郎

生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ








生きるー月影つきこー


生きているということ

いま生きているということ

今朝も目が覚めたということ

大きく息が吸えるということ

風の音が聞こえるということ






生きているということ

いま生きているということ

昨夜もまた美味いビールが飲めたということ

今夜温かいごはんを食べられたということ

君が美味しいという声が聞こえるということ






生きているということ

いま生きているということ

心の声に耳を傾けるということ

心の声を言葉にするということ

心の声を誰かに届けるということ






生きているということ

いま生きているということ

あの日が過去になっているということ

あのときの記憶は消えないということ

あの日のことをまた思い出すということ






生きているということ

いま生きているということ

たとえどんなに辛いことがあろうと

生きることをやめないということ

転んでも立ち上がれるということ







生きているということ

いま生きているということ

今日を自分のために生きているということ

自分が生きれば誰かが喜ぶということ

3月11日を生きているということ






生きているということ

いま生きているということ

私がここにいるということ

あなたがそこにいるということ

わたしたちは今ここに生きているということ








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いのちということ

生きるー谷川俊太郎