三日月の夜に 愛に恋

月語りと好き語りでお月愛

つきこの独り言ー100万円の使い途ー


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子どもの頃、雪が降ると妹と雪だるまを作った。まずは手のひらで、すーっと雪をすくう。すくった雪はぎゅっぎゅって両手で握る。おにぎりを握るみたいに。小さなボールみたいになったら、つぎはその塊を雪の上で転がしていく。コロコロと転がしていくと、雪の塊はどんどん大きくなる。




みるみる雪は大きくなって、ひとりでは転がすことができないくらいの雪の塊になる。雪だるまも、かまくらも、雪まつりの巨大雪像だって、最初は小さな小さな一粒の雪なのに。




❄️❄️❄️




お金は雪だるまみたいだ。最初は僅かな金額でも、長い時間をかけて貯めていけば大きな金額になる。その逆に借金も雪だるまのよう。なかなか貯まらない貯金より、あっという間に大きくなる。雪だるま式に増える借金だなんて怖すぎるけど。




この春、社会人になった次男に話したばかり。毎月少しずつでもいいからお金を貯めることの大切さを。借金の怖さを。冠婚葬祭はケチってはダメなことを。人の為に使ったお金は、いつか必ず自分のところに還ってくることを。私は彼に声をかけた。




まずは100万円貯めること。そこからだよ。




🌕🌕🌕



まずは100万円貯めなさい。100万までは我慢して貯めること。そうしたらお金は貯まりやすくなるよ。




お金なんて全然貯まらないよーと言う私に、そう言ったのは職場の先輩。彼女は一人息子がいるシングルマザーだった。綺麗でカッコいい先輩のその言葉は、なぜか今でも忘れない。100万円は種銭ってやつだ。




そんな風にお金のことを教えてくれた人は初めてだった。100万円貯めるって、簡単なようで実は凄く難しい。少し貯まると旅行に出かけたくなるし、綺麗な洋服も着たいし、美味しいものだって食べたいじゃない。




結婚して子どもが出来てからは、全然貯められなくなった。家のローンに加え、何台も車を乗り換えた。夫の仕事に車は必須だから仕方なかった。子どもが小さい頃は医療費が凄かったし、子どもの成長に伴い必要になるお金の桁は変わっていった。私立の高校、そして大学になると何百人もの諭吉先生とお別れをした。




子ども一人、大学まで公立だったとしても約一千万円かかると言われてる。幼稚園や高校、大学が私立だとこの比ではない。我が家の子ども達が奨学金を貰わずに済んだのは、二人とも自宅から大学へ通うことができたこと。子どもが小さい頃から少しずつお金を準備していたこと。そして夫が健康で一言の愚痴も弱音も吐かずに働いてくれたこと、これに尽きる。それは感謝しかない。

 


医学系の大学へ進学した息子さんがいる友人が言っていた。子ども一人に、家一軒分のお金を使っちゃったと。私は彼女に言った。




いつか、それ以上還ってくるよ。楽しみだね。




勿論、親が子どもに使ったお金を返してくれなんて考える訳がない。だけど、大きなお金を使って立派な人間を社会へと送り出した彼女のところには、いつかきっとお金なんかよりもずっと大きなモノが還って来るはず。




一生のうちで、「貯めどき」って言うのが何度かあるんだよ。独身の今、遊びたい今だけど、ほんの少しでもいいから、毎月少しでもいいから貯めてごらんよ。




ママたちにはもう残り少なくなった「時間」と言う強みが君にはあるんだから。長い時間をかけていけば、少しのお金だっていつかは大きくなる。たぶん、雪だるまみたいに。




⛄️⛄️⛄️




ろくにお金も貯めずに結婚した私たち。結婚式なんて見せ物だし、お金も無いし、あまりやりたくなんかなかった。でも、当時はそうはいかなかったんだよ。




両家の親の希望で結婚式はそこそこ大きなモノとなり、その代わりに親が費用を出してくれることになった。今、親となった私たちが自分の子どもたちに同じ事が出来るかと聞かれたら答えはNO!!




その時にかかった費用は、たぶん数百万円。私の衣裳代や諸々で新婦側の負担が若干多かったものの、残りは両家で折半して支払うことになった。先日、夫に聞いてみた。その時、自分はいくら負担したのか?と。

 


夫はただ笑ってた。

 


たぶん、一円も払ってないはずだ。ティファニーの婚約指輪と結納金で100万は超えている。それ以外は夫が払えるわけがない。だって夫は結婚した当時、車のローンも一緒に持っていたのだから。




🌕🌕🌕




それから長い何月を経て、私たちは親世代になり、子どもは自立し、親はさらに年老いた。色んな事がかわってしまった。フェーズが変わる、とはこう言う事だろう。お金の使い方も、変えていかなきゃならない時期にきたようだ。




今週のお題「100万円あったら」




少し前なら、家族旅行と即答した。本当なら次男が社会人になる前に、最後かもしれない家族旅行がしたかった。できれば海外に。近場で三人なら100万で足りたかな。行き先によっては全然足りないか。




でも、このコロナ禍の今。海外旅行なんていつ行けるんだろう。何より親の変化に伴い私たちの生活も変わりつつある。100万円あったら、それはプールしておいて帰省のための飛行機代に使いたい。




私は、親にしてもらうばっかりで、まだ何も返せていないんだよ。




思いがけずアルツハイマーとなってしまった母は、残念ながら敏感体質により薬が使えない。あとは転がるように症状がすすんでいくと覚悟してる。悪いこととは重なるもので転倒もしてないのに圧迫骨折をした。もうね、日替わりで色んな事が様変わりしてるよ。




母がまだ元気な今、少しでも会っておきたい。母のために?それは違うんだな。たぶん、自分のため。あくまでも自分が後悔しないために。自己中だけど、これが本音。




幸いなことに、今の仕事は融通がきく。月の半分働いて、半分を実家で過ごす事が出来る。家事炊事の全てを何もかも私がやってるところに、半月私が不在な方が、家族は私の有り難みを感じてくれるかもしれないし。




親の立場になってわかったのは、親は子どもには絶対に迷惑をかけたくないと思ってるということ。だから自分や家族を犠牲にすることはしない。出来る範囲でのことしかやらない。だけど、出来ることは、とことんやってみたい。だって、いなくなってからでは遅すぎるから。




ある日突然と100万円は現れない。優しくしてあげると「はい、100万円!」とお金をくれる、お金持ち社員望月くんがいれば話は別だけどさ。





だけど、100万円はコツコツ積み重ねれば貯められる金額。お金は夢を叶える道具と、あの有名人も言っている。お金で幸せは買えないけれど、お金で安心出来ることもある。覚えてる方いるでしょうか。私が100万円を探偵につかったことを。私はあの100万円のお陰で、不安を軽減することが出来たのです。







だから、君の夢の為にまずは100万円。
それと、これだけは覚えておいてよね。
これは、ママも自分に言い聞かせてる。





いつまでもあると思うな親と金





加えて






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若さと気力と体力も。